病院はやっぱりイヤだ

夜、ワクチンの接種に行ってきたよ。
おかあさんが車を運転して、ボクが助手席、おねえちゃんが後ろの席。
ボクはいつものように、おりこうさんにしてたよ。
でも、なんか海へ行く道とは違う気がしてたんだ。
こんなとこに信号あったかな?
こんなとこにスーパーあったかな?
こんなとこに病院あったかな?
えっ、きょうは病院なの?
車を止めて、おかあさんがドアをあけたよ。
いやだ、いやだ、わんわん、きゃんきゃん、
おねえちゃんに抱かれて、病院の中へ、ビーグルちゃんがいたけど、
すぐ帰っていった。
「かわべこきち君、どうぞ」看護婦さんにだかれ診察台へ、
体重は10.9キロ、ちょっと減ったかな。
ワクチンの注射の時は、口をぎゅっと閉じて、あっという間に終わった。
採決をして、フィラリアの検査は陰性。
これからの季節、熱中症には充分気をつけるようにって言われて、
半年ぶんのチュアブルをもらって、おしまい。
もう終わったから、待合室をちょっと探検してから帰ろうね、おかあさん。




こっちゃん、お疲れ様。疲れちゃったね、今夜はゆっくりおやすみ!
あしたは雨らしいけど、いっぱい遊ぼうね!
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