ボクの家族 お父さん

ボクのお父さんはボクのことを、こきちくんかこきちて呼ぶんだ。
あんまりおしゃべりじゃないけど、会社から帰ってくると、「こきちくん」て寄ってきて、頭をなでなでしてくれるんだ。
ボクが大好きなおもちゃを投げてくれて、それをボクが取って来る。
何度も何度もしてくれるんだ。
ボクは自分では限界がわからず、お母さんの「いい加減にしなさいよ」の声でハッと気が付くんだ。
でも、時々間に合わず呼吸困難みたいに、ぜいぜい言っちゃうんだ。
すると、お母さんがびっくりして、背中をドンドン痛いくらい叩くんだ。
お父さん、これからも、ほどほどに遊んでネ。